先日
ある経営者の方と
お話をする機会がありました。
その方は非常に優れたビジネスセンスを持ち
複数の店舗を展開する
実績のある方でした。
しかし
その方が社員の
「離職率」に対する考え方を語ったとき
少し驚きを感じました。
その経営者にとって
「離職」は
自然な新陳代謝のようなもので
新しい人材を常に採用し
一定割合で仕事ができない人がいれば
すぐに辞めてもらうというものでした。
この考え方には一理ありますが
私は何か心が寒くなるような
思いを抱きました。
離職率と新陳代謝の捉え方
確かに
スピード感を
重視する経営において
「能力のない社員に長く関わることはできない」
という判断は
ある意味では正しいかもしれません。
しかし
こうした冷たい考え方が
会社全体の風土として根付いてしまうと
果たして
どのような影響が
あるでしょうか?
「ビジネスは生き物だから
結果が出せない社員は辞めてもらって何が悪い」
と考える経営者もいるでしょう。
特に
求人が山のように来るような会社では
この考え方でも問題なく事業が回るかもしれません。
しかし
日本全体で労働人口が減少している現在
この方法が長く続くとは思えません。
社員を「資材」ではなく
「資本」として考える
重要なのは
このマインドセットが
社員にも影響を及ぼすという点です。
「ダメな社員は蹴落とせばいい」
「実力者だけが集まれば良い」
といった考えが蔓延すれば
会社全体が
競争的でギスギスした
環境になりかねません。
このような職場では
社員同士の協力関係や信頼関係を
築くことが難しくなります。
今
企業は「人的資材」から
「人的資本」へとシフトしようとしています。
「資材」は消耗される存在ですが
「資本」として捉えるならば
活用し成長させる必要があります。
社員を単なる労働力として見るのではなく
組織の成長に欠かせない
「資本」として扱うべきです。
信頼関係が生む組織の力
信頼関係で結ばれた組織と
個人の実力だけで競い合う組織
どちらが最終的に強い組織となるでしょうか?
サッカーに例えるならば
個人技に優れた選手だけが
揃っているチームよりも
互いを信頼し
補い合うチームの方が
強い結果を出すのではないでしょうか。
組織が一つのチームとして機能するためには
社員同士が尊重し合い
信頼関係を築く風土が必要です。
単なる実力主義だけでは
いずれ他の企業との競争で
勝てなくなる可能性があります。
実力主義と組織風土のバランス
「社員と信頼関係を築く力」は
冷たく無機質なものではなく
温かく柔軟なものであるべきです。
実力主義を尊重しながらも
組織全体の調和と信頼を大切にすることで
持続的な成長を遂げることができます。
おわりに
私たちは
社員を単なる
「人的資材」として見るのではなく
「人的資本」として尊重し
活用できる会社作りを
目指しています。
人を育て
活かす経営を通じて
共に成長し続ける組織を築いていきましょう。
このような視点で
社員との
信頼関係を築き
企業の成長と
持続可能な発展を
目指してみませんか?
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
私は広島市で離職率改善コンサルタントをしています
ACTASの服部哲茂です。
「だれでも
劇的に変わる瞬間がある」
これが私共の
キャッチフレーズ
あなたの
劇的に変わる瞬間を
コーディネートします。
私共は主に企業での幹部職研修
コミュニケーション研修等
行っています。
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ちょっと他では経験できない
コーチング研修もしています。
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