個性

タイプ分けに頼りすぎないコーチング:個性を尊重する関わりのすすめ

コーチングの場で
「タイプ分け」という考え方が
活用されることがあります。

たとえば
「論理型」「感情型」「直感型」などに分類し
それぞれに合った関わり方を工夫する方法です。

タイプ分けを活用することで
相手の特徴を
理解しやすくなり

接し方のヒントを
得られる点では
確かに便利です。

しかし
その便利さに
頼りすぎると

かえってコーチングの
本来の価値を
損なってしまうことがあるのです。


コーチングの基本は
「オーダーメイド」

オーダーメイド

オーダーメイド

そもそも
コーチングの本質は
「オーダーメイド」であることです。

つまり
相手の価値観や背景
現在の状況に合わせて

関わり方や
問いかけを柔軟に
変えていく必要があります。

たとえ同じ「感情型」に分類される人でも
育ってきた環境や現在の立場
悩みの質はそれぞれ異なります。

タイプだけで
人をひとくくりに
することは

個々の違いを
見落とすことにも
つながりかねません。


タイプ分けのメリットと落とし穴

落とし穴

落とし穴

「タイプ分け」は
あくまで観察の入り口として
使うべきです。

相手に関心を持ち
観察するための
ヒントとしては有効ですが

それを“決定打”として扱ってしまうと
コミュニケーションが
固定化されてしまいます。

たとえば
「この人は
論理型だから

いつもデータを
求めてくるに違いない」
と思い込むと

本人が感情面での
サポートを求めているサインに
気づけなくなる恐れがあります。

タイプ分けは
「相手を理解するための手がかり」であり
「相手を決めつけるための武器」ではありません。


レッテル張りがもたらす弊害

レッテル張り

レッテル張り

タイプ分けの危険性として
もっとも大きな落とし穴は
「レッテル張り」です。

たとえば
過去に一度会議に遅刻しただけで
「あの人は時間にルーズだ」


決めつけてしまうことが
あります。

一度貼られたレッテルは
知らず知らずのうちに
その人を見るフィルターとなり

未来の
可能性を
狭めてしまいます。

人は変わります。

過去の失敗を
糧にして
成長したり

新たなスキルを
身につけたりする力を
持っています。

それにもかかわらず
過去の一場面だけを切り取って
その人の“本質”として固定してしまうのは

とても
もったいない
ことです。


ステレオタイプが信頼関係を壊す

ステレオタイプ

ステレオタイプ

レッテル張りは
個人だけでなく
属性にも向けられます。

いわゆる
「ステレオタイプ」
です。

「男は理屈っぽい」
「若者は責任感がない」
「外国人は○○だ」など

性別や国籍
年齢などに基づく
偏見がそれです。

確かに
統計的に特徴が
見られることはありますが

それが
個人の行動や考え方をすべて
決定づけるわけではありません。

むしろ
こうした偏見は相手の本音を引き出しづらくし
信頼関係の構築を難しくしてしまいます。


多様性の時代に必要な視点とは

個性

多様性

現代は
多様性(ダイバーシティ)が
重視される時代です。

特に日本は
少子高齢化が進み
労働人口が減少しています。

その中で
性別、年齢、国籍、経験
などにかかわらず

個々の能力を
最大限に引き出すことが
求められています。

このような時代に
ステレオタイプや
レッテル張りにとらわれていては

貴重な
人材の可能性を
見落としてしまいます。

「人はそれぞれ違う」からこそ
多様な視点やアイデアが生まれ
困難な状況にも柔軟に対応できるのです。


まとめ:人の可能性を信じる姿勢

可能性

可能性

コーチングは
人の可能性を
引き出す営みです。

その本質は
目の前の相手を
「今、この瞬間」の存在として尊重し

未来への可能性に
目を向けることに
あります。

タイプ分けは
その第一歩として活用するのは良いですが
決してそれに頼り切ってはいけません。

そして何より
過去の行動や属性だけで
人を判断することは避けたいものです。

レッテルやステレオタイプを手放し
目の前の人を
新鮮な視点で見ること。

それこそが
信頼を育み
可能性を開く

鍵に
なるのでは
ないでしょうか。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

私は広島市で離職率改善コンサルタントをしています
ACTASの服部哲茂です。

「だれでも
劇的に変わる瞬間がある」

これが私共の
キャッチフレーズ

あなたの
劇的に変わる瞬間を
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私共は主に企業での幹部職研修
コミュニケーション研修等
行っています。

また、
ちょっと他では経験できない
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ACTAS代表 服部 哲茂


ACTASの由来は「行動する」の意味のACTと、「らしく」の意味のasを足した、造語。自分らしく行動してほしいという意味が込められています。

自分らしく行動することで、もてる力をもっと発揮できる。世の中の人がみんな自分らしく行動できれば素晴らしい社会が実現できる。

私たちACTASはそう考えています。

そのための情報発信をしていきます。


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