届く

フィードバックが届く人・届かない人

フィードバックとは、
相手の成長や成果達成を
支援するためのコミュニケーションです。

「指摘」や「注意」ではなく、
相手がより良く進むための
“方向確認”のようなものです。

しかし実際には、
せっかく伝えたフィードバックが
相手に響かないことがあります。

「そんなつもりで言ったわけじゃないのに」
「何だか距離を置かれてしまった」
そんな経験、ありませんか?

それは、フィードバック以前に
“前提条件”が整っていないことが多いのです。


相手の「目的」を知らずに伝えていないか?

目的

目的

フィードバックが届かない
最も大きな理由の一つは、
相手の目的を理解していないことです。

たとえば、

「成果を上げたい」と思っている人と、
「仲間に貢献したい」と思っている人では、
同じ行動でも評価の基準が違います。

にもかかわらず、
自分の基準で「もっとこうすれば」と
助言してしまうと、相手に響きません。

私たちはつい、
「きっとこうなりたいだろう」と
思い込みで相手を見てしまいがちです。

でも、本当の目的は
話を聴き、対話することでしか
見えてこないものです。

フィードバックの前に、

「あなたは何を大切にしているの?」
「どんな状態を目指しているの?」
と尋ねることが、何より大切です。


「求めていない人」に伝える危うさ

求めていない

求めていない

もう一つの落とし穴は、
相手がフィードバックを
「求めていない」場合です。

どんなに正しい内容でも、
求められていないアドバイスは
“押しつけ”に感じられるものです。

例えば、

レース中のランナーが転倒したとき、
他の選手が手を差し伸べると、
そのランナーは失格になります。

一見「助けてあげた」ようでも、
その瞬間に本人の挑戦を
奪ってしまうのです。

仕事でも同じことが言えます。
本人が「自力でやりたい」と感じている時に
助言をすると、逆効果になることがあります。

ですから、
「今、何かフィードバックが欲しい?」
と確認することが、実はとても大切なのです。


フィードバックが生きる関係をつくる

関係をつくる

関係をつくる

結局のところ、
フィードバックが生きるかどうかは
“関係の質”に左右されます。

信頼がある関係では、
厳しい指摘でさえ「ありがたい」と
受け止められることがあります。

反対に、信頼がない関係では、
どんなに優しい言葉も
「責められた」と感じることがあります。

大切なのは、
「相手のために」という気持ちが
相手にも伝わることです。

そのためには、
普段から相手を観察し、理解し、
対話の時間を持つことが欠かせません。

フィードバックは技術ではなく、
信頼のうえに成り立つ“関係の行為”なのです。


おわりに

フィードバックを行うとき、
つい「何を伝えるか」に
意識が向きがちです。

でも本当に大切なのは、
「誰に」「どんな関係で」「何のために」
伝えるのかという前提です。

この3つが整ったとき、
あなたの言葉は
確実に相手に届きます。

そしてそのフィードバックは、
相手の成長だけでなく、
あなた自身の信頼と影響力をも高めてくれるでしょう。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

私は広島市で離職率改善コンサルタントをしています
ACTASの服部哲茂です。

「だれでも
劇的に変わる瞬間がある」

これが私共の
キャッチフレーズ

あなたの
劇的に変わる瞬間を
コーディネートします。

私共は主に企業での幹部職研修
コミュニケーション研修等
行っています。

また、
ちょっと他では経験できない
コーチング研修もしています。

下記にどなたでも
参加出来るセミナーを
ご紹介します。

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お越しください。

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代表挨拶



ACTAS代表 服部 哲茂


ACTASの由来は「行動する」の意味のACTと、「らしく」の意味のasを足した、造語。自分らしく行動してほしいという意味が込められています。

自分らしく行動することで、もてる力をもっと発揮できる。世の中の人がみんな自分らしく行動できれば素晴らしい社会が実現できる。

私たちACTASはそう考えています。

そのための情報発信をしていきます。


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