ワナ

タイプ分けの陥りやすい2つのワナとその乗り越え方

コーチングの現場で
「タイプ分けツール」は
非常に重宝されます。

なぜなら
コーチングが
本来

「一人ひとりに合わせた
オーダーメイドの関わり」を
目指すものだからです。

けれど
相手を深く理解するには
時間と労力がかかります。

実際の現場では
限られた時間の中で
相手との信頼関係を築き

その人の考え方や
価値観を理解していく必要が
あります。

そんなとき
タイプ分けツールは
その人の傾向を

短時間でつかむための
“地図”のような役割を
果たしてくれます。

特に最近では
多くのアセスメントツールが
登場しており

その中でも「Talent FocusⓇ」は
比較的短時間で結果が得られるため
導入しやすいツールのひとつです。


タイプ分けの代表例
「Talent FocusⓇ」とは

タレントフォーカス

タレントフォーカス

Talent FocusⓇは
たった10分程度の簡単なテストで
その人の持っている資質や特性を

「木・火・土・金・水」
という五行で
表現するユニークなツールです。

たとえば
「木タイプ」の人は創造的で柔軟性があり
「金タイプ」の人は正確で計画性がある

といった具合です。

この分類により
相手がどんな強みを
持っているのか

どんな価値観を
大切にしているのかを
ある程度把握できます。

私自身もコーチングや
研修の現場で活用しており
非常に役立つ場面が多いと感じています。

しかし
この便利なツールにも
注意すべき“落とし穴”があるのです。


陥りやすい落とし穴①:
優劣をつけてしまう

落とし穴

落とし穴

タイプ分けで最もよくある誤解が
「このタイプの方が優れていて
このタイプは劣っている」

といった
“ランク付け”
です。

しかし
本来タイプ分けは
**「違いを知り、理解するための手段」**であって

誰が優れていて
誰が劣っているかを
判断するものではありません。

たとえるなら
ライオンとネズミを比べて
「どちらが優れているか?」

という議論に
意味は
あるでしょうか。

ライオンにはライオンの強さがあり
ネズミにはネズミの知恵と
すばしこさがあります。

それぞれの違いを理解し
活かし合う視点こそが
必要なのです。


陥りやすい落とし穴②:
結果を絶対視してしまう

絶対視

絶対視

もうひとつの落とし穴が
「タイプ分けの結果をその人の
すべてと捉えてしまう」ことです。

たとえばTalent FocusⓇで
「あなたは木タイプです」
と言われたとしても

その人の中に
火や金の要素が
混ざっていることも多々あります。

実際
人間は一つの側面だけで
説明できるほど単純ではありません。

さらに言えば
同じ
「水タイプ」の人でも

激しい濁流のような
エネルギーを持つ人もいれば
静かに流れる清流のような人もいます。

時には
氷のように
固まっていたり

蒸発して
空に上っているようなことも
あるでしょう。

タイプ分けは
あくまで最初の
“入り口”です。

そこからさらに深く
その人固有のストーリーを
丁寧に見ていくことが

コーチの役割でも
あるのです。


タイプ分けの本当の価値とは?

価値

価値

タイプ分けの本質的な価値は
「相手との違いを早く理解する
助けになること」です。

違いを知ることで
対話のすれ違いを防ぎ
相手への尊重が生まれます。

しかし
それをそのまま“レッテル”として
貼ってしまっては逆効果です。

「あなたは〇〇タイプだから
こういう人ですね」と
決めつけてしまえば

相手は理解されたとは感じませんし
むしろ壁を作ってしまうかも
しれません。

大切なのは
タイプ分けを起点にしながらも
その先にある

「その人らしさ」を
丁寧に
探っていくことです。


おわりに:
人は「分類」ではなく「存在」

存在

存在

タイプ分けは
確かにコーチングやマネジメントに
おいて役立つツールです。

しかし
それに頼りすぎることで
「人を枠にはめる」

危険性も
同時に
持っています。

私たちが向き合っているのは
分類された“属性”ではなく
一人ひとり異なる人生を歩む「人」です。

ツールの特性を正しく理解しながら
相手の個性に寄り添った
関わりを目指す。

それが
コーチとしての大切な姿勢だと
私は感じています。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

私は広島市で離職率改善コンサルタントをしています
ACTASの服部哲茂です。

「だれでも
劇的に変わる瞬間がある」

これが私共の
キャッチフレーズ

あなたの
劇的に変わる瞬間を
コーディネートします。

私共は主に企業での幹部職研修
コミュニケーション研修等
行っています。

また、
ちょっと他では経験できない
コーチング研修もしています。

下記にどなたでも
参加出来るセミナーを
ご紹介します。

お時間が合えばどうぞ、
お越しください。

秘密厳守でパーソナルコーチングも行っております。

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ACTAS代表 服部 哲茂


ACTASの由来は「行動する」の意味のACTと、「らしく」の意味のasを足した、造語。自分らしく行動してほしいという意味が込められています。

自分らしく行動することで、もてる力をもっと発揮できる。世の中の人がみんな自分らしく行動できれば素晴らしい社会が実現できる。

私たちACTASはそう考えています。

そのための情報発信をしていきます。


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