「コーチングって
結局何をしてくれるん
ですか?
これは
初めてコーチングを受ける方から
よく聞かれる質問です。
その際
返ってくる答えの多くは
次のようなものです。
「アドバイスしてくれるんですよね?」
「教えてくれるんでしょう?」
「問題を解決してくれるんですよね?」
確かに
それらは
ティーチングや
コンサルティング
メンタリングといった他の支援手法では
正解かもしれません。
しかし
コーチングの本質はまったく
別のところにあります。
コーチングは
相手が「自ら気づき、考え、選択し
行動できるように支援するプロセス」です。
つまり
「教える」のではなく
「引き出す」ことが目的です。
この違いを
しっかり理解せずに
コーチングを受けてしまうと
「思っていたのと違う」
「質問ばかりでモヤモヤする」
という感想になってしまい
満足感が得られないまま
終わってしまうことが
多いのです。
なぜ「セットアップ」が重要なのか

セットアップ
コーチングを円滑に進めるためには
「セットアップ」
つまり最初のすり合わせが欠かせません。
たとえば
-
コーチングとはどういうものか
-
どのように進めていくか
-
役割分担
(主体は誰か、コーチは何をしないか) -
目指すゴールは何か
といった点を
最初に丁寧に確認する必要が
あります。
このセットアップが曖昧なままだと
コーチングは「思い込み」と
「誤解」のもとに進み
双方にとって
不完全燃焼な時間に
なってしまいます。
実際の現場で起きた
“すれ違い”の一例

すれ違い
ある病院での
出来事を
ご紹介しましょう。
看護師長のAさんが
上司である看護副部長からの推薦で
コーチングを受けることになりました。
初回のセッション当日。
部屋に入るなり
Aさんは開口一番
こう言いました。
「すみません、私忙しいので
今日のコーチングは
5分で終わらせてください。」
私は驚きましたが
冷静に
こう答えました。
「申し訳ありませんが
5分では意味のあるセッションが
できません。
ご都合が
合わないようであれば
日程を変更しましょうか?」
するとAさんは
慌てて
言い直しました。
「いえ
やっぱりこのまま受けさせてください。
さっきは失礼しました。」
話をよくよく聞くと
Aさんは普段
金曜日は早く帰る日であり
その日は遠方から
通っていることもあって
時間に非常に敏感だったのです。
しかも
上司との関係性があまり
良好でなかったこともあり
「コーチングを強制された」
と感じていた
ようでした。
セットアップが生んだ信頼の変化

信頼
その後
私は丁寧にコーチングの目的と
進め方を説明し
「主体はあくまであなた自身にあること」
「強制されるものではないこと」
を明確にしました。
この「セットアップ」により
Aさんの態度は
一変しました。
結果的に
Aさんはその後
5人の看護師長の中で最も
熱心にコーチングに取り組まれ
成長と変化も顕著でした。
まさに
「初めの一歩=セットアップ」が信頼を築き
実りある時間に変えた好例でした。
もし
あのとき私がAさんの「5分で」
という言葉に流されていたら
コーチングは
形だけで
終わっていたでしょう。
まとめ:初めの一歩が、すべてを決める

はじめの一歩
どんな仕事でも
「段取り八分」と言われるように
コーチングにおいても最初の段階こそが最も重要です。
信頼を築き
目的を共有し
進む方向性を整える。
そのための「セットアップ」は
コーチングの土台をつくる
不可欠なプロセスです。
コーチングを受ける側にとっても
提供する側にとっても
まずこのステップを丁寧に踏むことが
充実した
セッションへの
鍵となるのです。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
私は広島市で離職率改善コンサルタントをしています
ACTASの服部哲茂です。
「だれでも
劇的に変わる瞬間がある」
これが私共の
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私共は主に企業での幹部職研修
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