チームメンバーが
自らの意思で主体的に
行動することができれば
仕事の効率も
チームの成果も
大きく向上します。
メンバー一人ひとりが
自分の役割を理解し
自発的に動くことで
組織全体が活気づき
成功に
近づくのです。
しかし
それを実現するためには
どうすれば良いのでしょうか?
その答えは
チーム内での適切な
目標設定にあります。
特に
個々のメンバーが
自分自身のゴールを明確にし
それがチーム全体の目標に
直結していると
認識することが重要です。
チームの主体性を引き出すための基本原則
人が集団で活動する際には
自然と共通の目標が
生まれます。
しかし
その目標が各メンバーに対して
明確に落とし込まれていなければ
結果として
個々の行動に
反映されません。
メンバーが
「自分ごと」として
目標を捉えられなければ
チーム全体の
パフォーマンスは
低下しがちです。
主体性を引き出すためには
まず個々のメンバーが
何を目指しているのか
どのようにして
その目標が
チーム全体の成功に
つながるのかを
理解しなければなりません。
リーダーが
一方的にゴールを
設定するだけではなく
メンバー自身が
その目標に対して
責任を持ち
コミットメントを
求められることが
必要です。
リンゲルマン効果とは?
チーム作業の落とし穴
ここで
ドイツの心理学者リンゲルマンによる
「リンゲルマン効果」を紹介します。
彼は
人が集団で
共同作業を行う際
人数が増えるほど
一人ひとりの努力が
減少する現象を発見しました。
例えば
綱引きの実験では
一人で引いたときの力を100%とすると
2人では93%
3人では85%
そして8人になるとその力は
49%にまで
落ち込むことが
報告されています。
この「リンゲルマン効果」は
多人数のチームで
よく見られる現象です。
チームが大きくなると
個々のメンバーが
「自分一人くらい手を抜いても問題ない」
と考えてしまい
結果として全体の
パフォーマンスが低下します。
日常生活でも
小学校の掃除時間に何人かが
真面目に取り組んでいる一方で
誰かがサボってしまう場面を
思い出すことが
できるでしょう。
これは
集団の中で
無意識に
「他の誰かがやってくれるだろう」
という依存心が
働くためです。
チームでの主体的行動を
促進するために必要な目標設定
リンゲルマン効果を防ぐためには
チーム全体の目標を各メンバーに対して
具体的に落とし込むことが必要です。
ただし
単に個々の目標を
設定するだけでは不十分です。
重要なのは
メンバー
一人ひとりが
「自分の目標を達成することが
チーム全体の目標の達成につながる」
と認識することです。
この認識を持たせるために
リーダーはメンバーに対して
ゴール設定を一方的に押し付けるのではなく
彼らが自らの目標に対して責任を持ち
それに対してコミットメントを
求めることが重要です。
メンバーが自分の目標に
真剣に取り組むようになることで
主体的な行動が生まれます。
リーダーの役割:
個々のゴールへのコミットメントを
引き出す
リーダーとして重要な役割は
メンバー一人ひとりの目標を
明確に把握し
それがチーム全体の目標と
どう結びつくかを
理解することです。
リーダーが
各メンバーの目標を
把握していなければ
結果的にリーダー自身が
リンゲルマン効果に
陥る可能性があります。
リーダーは
各メンバーの目標を詳細に把握し
それを意識的にサポートしながら
全体の目標を
達成するためにどう連携するかを
考える必要があります。
目標設定は形式的なものではなく
メンバーが
自発的にその目標に向かって
努力できるように
リーダーが環境を整え
支援することが求められます。
また
リーダー自身も
チーム全体の目標を
達成するために
積極的にコミュニケーションを取り
メンバーとの信頼関係を
構築していくことが大切です。
結論
チームメンバーが主体的に行動するためには
適切な目標設定と
リーダーのサポートが不可欠です。
リンゲルマン効果によって
チームの人数が
増えるほど
一人ひとりの
パフォーマンスが
低下する可能性がありますが
それを
防ぐためには
各メンバーが
自分の目標とチームの目標が
密接に結びついていると
認識することが
必要です。
リーダーは
各メンバーの目標に対して
しっかりとコミットメントを引き出し
彼らが自らのゴールに向かって
主体的に動ける環境を
提供する役割を担います。
メンバーの目標達成が
チームの成功につながることを
意識させることで
チーム全体の力が
最大限に
発揮されるでしょう。
あなたのチームでは
メンバーの目標に対して十分なサポートと
コミットメントがなされていますか?
リーダーとしての役割を見直し
チーム全体の目標達成に向けた
アプローチを考えてみてください。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
私は広島市で離職率改善コンサルタントをしています
ACTASの服部哲茂です。
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