忘れる生き物

人は忘れる生き物だからこそ繰り返し伝える大切さ

「ビジョンを示したときは
皆がやる気になったのに
1ヶ月もすると元に戻ってしまう。

そんな
経験は
ありませんか?

これは
人間の脳が持つ
「ホメオスタシス」(恒常性)

という機能に
深く関係
しています。

ホメオスタシスとは
身体や心が一定の状態を

保とうとする働きのことです。

脳は
効率を重視する
臓器です。

特に「大脳基底核」という部分は
わずかなエネルギーで機能するため
繰り返しの行動や習慣を好みます。

一方
新しい思考や行動は「前頭前野」
という部分を使いますが

こちらは
エネルギー消費が
大きいのが特徴です。

脳は
無駄なエネルギーを
避けようとするため

新しいことに挑戦するより
慣れ親しんだ行動を
優先する傾向があるのです。

この特性が原因
新たな目標や行動を
提示しても

時間が経つと
元の習慣に
戻りやすいのです。


忘却のメカニズムと
エビングハウスの忘却曲線

忘却曲線

忘却曲線

さらに
人間の脳には「忘れる」
という性質があります。

19世紀の心理学者
エビングハウスが提唱した
「忘却曲線」によると

人は新しい情報を
1日で約74%
忘れると言われています。

つまり
どんなに熱意を
持って伝えたとしても

その記憶は
あっという間に
薄れてしまうのです。

この「忘れる」という特性に対して
怒りや苛立ちを感じるのではなく
「忘れるのは当然のこと」


受け入れることが
大切です。

そして
それを補うために必要なのが
「繰り返し伝える」ことなのです。


新しい習慣を根付かせるための方法

習慣

習慣

では
新しい行動や考えをどうやって
定着させればいいのでしょうか?

答えはシンプルです。

それを繰り返し行い
習慣化することです。

脳は
繰り返しインプットされた情報を
「大脳基底核」に蓄積します。

この「大脳基底核」に
新しい情報が
しっかりと根付けば

やがて
それが当たり前の
習慣として定着します。

リーダーが新しいビジョンを示した場合
最初に皆が高揚感を
持つのは当然のことです。

しかし
そのビジョンが「日常の一部」となるまでは
繰り返し伝え続けることが必要です。

一度伝えたから終わりではなく
何度も何度も同じメッセージを
発信することで

ようやく人々の
心と行動に
根付きます。


実体験から学んだ「繰り返し」の効果

歯を磨く

歯を磨く

私自身
以前は寝る前に歯を
磨く習慣がありませんでした。

しかし
歯科医師から
「寝る前の歯磨きの重要性」

を聞いたことをきっかけに
その習慣を取り入れるように
なりました。

最初は慣れない
行動でしたが
繰り返し続けた結果

今では歯磨きをしないと
寝られなくなるほど
自然な行動になりました。

この体験から
分かったのは
「人は忘れる生き物であり

繰り返すことでしか
新しい行動は
習慣化しない」

ということです。


まとめ:
忘れる生き物に寄り添うために

忘れる生き物

忘れる生き物

人は忘れる生き物です。

この特性を受け入れることで
余計なストレスを
感じることなく

人に対して
何度でも伝えられるように
なります。

そして
繰り返し
伝えることで

やがてそのメッセージや行動が
人々の日常に溶け込み
定着していきます。

「忘れる
生き物だからこそ
何度でも伝える。」

このシンプルな原則を実践することが
リーダーとして成功を
収めるための鍵なのです。

自分自身や周囲にとって
大切なことを伝えるとき
この原則を思い出してみてください。

それが新しい習慣を生み出し
結果として望む変化を
引き寄せる最善の方法です。

 

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

私は広島市で離職率改善コンサルタントをしています
ACTASの服部哲茂です。

「だれでも
劇的に変わる瞬間がある」

これが私共の
キャッチフレーズ

あなたの
劇的に変わる瞬間を
コーディネートします。

私共は主に企業での幹部職研修
コミュニケーション研修等
行っています。

また、
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コーチング研修もしています。

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ACTAS代表 服部 哲茂


ACTASの由来は「行動する」の意味のACTと、「らしく」の意味のasを足した、造語。自分らしく行動してほしいという意味が込められています。

自分らしく行動することで、もてる力をもっと発揮できる。世の中の人がみんな自分らしく行動できれば素晴らしい社会が実現できる。

私たちACTASはそう考えています。

そのための情報発信をしていきます。


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