先日、我が家で
こんな事件がありました。

 

息子の家にいたとき
丁度、小1の孫が
学校から帰ってきました。

 

しかし、とても
しょんぼりしていました。

 

けげんに思った
お母さんが
事情を訊くと

 

「私には友達が
いないの」と
泣き出したのです。

驚いたお母さんは

 

「え？この前の個人懇談で、
先生が〇〇ちゃんは皆と仲良く
遊んでますって、言ってたよ」

 

「ううん。私は
友達が出来ない
魅力のない子なの」

 

と、小学1年生とは
思われない
ナイーブな表現

 

実は、このとき
私は観ていたのです。

 

そろそろ帰る頃なので
2階のベランダから
帰る様子を観ていました。

 

すると、
同じマンションの女の子と
楽しそうに並んで帰ってきました。

 

ところが、その子があるお友達を見かけると
〇〇ちゃんをほって、そのお友達の方に
行ってしまったのです。

 

あ！これ、
つらいパターンだなと
思って観ていました。

 

そこで、私が

 

「もしかしたらさっき、お友達が
○○ちゃんを置いて行って
しまったからそう思ったの？」

 

と訊きました。

 

（え？観てたの？って
顔しながらも）

 

「そうなの、だから
私は魅力のない女の子なの」
とまた泣き出しました。

 

すると、お母さんが

 

「もう。そんな時は
待ってって言って
後を追いかけなさい」

 

と叱咤激励！

 

しかし
「私にはそんなことできない」
とまた更に泣き出しました。

 

そこで、私

 

「その子と別の子は
どういうお友達か
知ってる？」

 

「うん。あの子たちは
幼稚園が同じだったの」

 

「そうか！
だったら心配ないよ

 

だって、もし○○ちゃんでも
幼稚園から一緒だったお友達がいたら
その子のところへ行くんじゃないかな？」

 

（はっとした顔）

 

「でしょ。だから
今からその子と
もっともっと仲良く成れば

 

いつか逆に
その子は別の子といても
○○ちゃんを見て駆け寄ってくれるよ」

 

こういうと
ホッとした顔を見せ
いつもの○○ちゃんに戻りました。

 

お母さん（義理の娘）は私に

 

「お父さんは凄いですね、
子供の気持ちが
良く分かるんですね？」

 

「いや、これは当事者だと
気がつかないけど

 

親は、自分の子どもを
自分の分身のように思ってしまうけど
子供はそれぞれ違うだけなんだよ

 

そのことを冷静に
考えれば、その内わかるよ」

 

と答えました。

 

これは
同じようなことが
皆さんの家庭でもありませんか？

 

厳格なお母さんからすると
自由奔放な子供は
だらしなく見えたり

社交的なお母さんからすると
引っ込み思案な子供が
ダメな子に見えたりしていませんか？

我が子でも子供は
全く違う人格を
持っています。

 

「子供は子供」
これって、ある意味
当たり前のことなんです。

 

自分と違うから
子供は面白いし
子育ては楽しいのです。

 

私はコーチングを
しているセミナー講師です。

 

時には
子育てセミナーも
やってますので、

 

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