お願い

コーチングにおいて相手への要望はすべき?すべきでない?

今日は
コーチング上級者向けの
話です。

 

コーチングを
良く勉強された方は
「要望」をあまりしません。

 

なぜなら
コーチングは考えさせ
気づきを与えるものだからです。

 

安易な要望は
相手がその「要望」を
待つようになってしまいます。

 

この考え方は
面白くないですか?

 

一般にコーチングを
受ける方はコーチに
その課題解決を期待します。

 

であれば、
その課題解決するために
コーチ側からの「要望」は歓迎のはず

 

しかし、コーチングでは
同時に相手の「成長」も
促進することを考えます。

 

相手の思っている「要望」と
コーチが思っている「要望」は
違うのです。

 

ここで、
「要望」について
整理をします。

 

「要望」とは
何かをしてほしいという
相手に対しての「お願い」です。

お願い

お願い

しかし、コーチングにおいての
「要望」は「要請」に
近いものがあります。

 

コーチングは
一般的に上司・部下の間で
行われます。

 

上司から
「このことを今週中に
やっておいてもらえますか」との「要望」は

 

言い方を変えれば
「指示・命令」と
相手(部下)は受け取ります。

 

だから、私たち
コーチは基本的には
「要望」を使わないのです。

 

たまに
コーチングが嫌いだと
仰る方がおられます。

 

理由を訊くと
たいていが
このパターン

 

「質問攻めにあった上えに
何か押し付けられる
ような気がする」

 

これは、未熟な
コーチが
相手の課題を解決しようとあせり

 

「要望」をしてしまうから
起こるのです。

 

ではコーチが
「要望」しないかと言えば
そうではありません。

 

「要望」をする場合
先ずは相手との人間関係を
考慮します。

 

まだ、お互いの人間関係が
構築されていない場合の
「要望」は

 

「指示・命令」の
押しつけと捉えられる
危険性があります。

 

また、人間関係が
構築されていても
「要望」をいつも頼る関係では使いません。

 

前述の通り相手がその「要望」を
待つようになり自分で
考えることをしなくなるからです。

思考停止

思考停止

だから私たちプロコーチは
「要望」を使うのには
慎重になります。

 

先日ある方と
コーチングをして
最後の行動になった場面

 

「では、あなたはどんな
行動を起こしますか?」
との問いに

 

「はい。SNSを使う必要性を
気づきましたので、今まで眠らせておいた
フェースブックを再開します。」

 

「それは良いですね。だったら、
お願いがあります。良いですか?
今週中に私に友達申請ください」

 

「分かりました。
友達申請します」

 

如何ですか?
この「要望」は
押しつけになっていますか?

 

なっていませんよね。
なぜなら、本人が
フェースブック使うと言っていますから

 

基本操作として
友達申請は先ず
することです。

 

であれば、その行動を後押しする
友達申請は自分が言った
行動範囲内です。

 

このように
「要望」は相手の行動を
促したり

 

相手の可能性を
引き出し、無意識の壁を
打ち破ることになります。

 

如何ですか?

 

「要望」出来そうですか?

 

逆に「要望」しすぎていた方は
少し、活用を
考える機会になりましたか?

 

「要望」する時に
した方が良い、
儀式があります(笑い)

 

それはフィードバックの時と
同じように相手に許可を
求めてから「要望」することです。

 

「そう言うことであれば
お願いがあります。
良いですか?」

 

このとき
気を付けることが
あります。

 

前述したように
コーチングを行う場面では
上下関係が存在することが多いです。

 

そうすると
あなたの「要望」は
「要請」となります。

 

従って、この
「お願いがあります」と
言ったとき

 

相手の反応を
良く観察してください。

 

殆どのケースで
「Yes」と返ってきますから
その表情・しぐさも「Yes」なのかを

 

「要望」ができると
そのコーチングの成果は
効果が大となります。

 

「要望」が使いこなせれば
あなたもプロコーチに近づきます。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

私は広島市で人材開発コンサルタントをしています
ACTASの服部哲茂です。

「だれでも
劇的に変わる瞬間がある」

これが私共の
キャッチフレーズ

あなたの
劇的に変わる瞬間を
コーディネートします。

私は主に企業での幹部職研修
コミュニケーション研修等
行っています。

また、
ちょっと他では経験できない
コーチング研修をしています。

今後のどなたでも
参加出来るセミナーを
ご紹介します。

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代表挨拶




ACTAS代表 服部 哲茂


ACTASの由来は「行動する」の意味のACTと、「らしく」の意味のasを足した、造語。自分らしく行動してほしいという意味が込められています。

自分らしく行動することで、もてる力をもっと発揮できる。世の中の人がみんな自分らしく行動できれば素晴らしい社会が実現できる。

私たちACTASはそう考えています。

そのための情報発信をしていきます。


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