昔から経営資源と言えば
「ヒト・モノ・カネ」
と言います。
この順番
大事ですよね?
どのような業種であっても
「ヒト」は
最初に揃えたいところ、
しかも
それは
最近では
「経営資源」ではなく
「経営資本」と
考えられるようになり
「人的資本経営」
なるものが
キーワードとして出てくるようななりました。
資源であれば
消耗品と
考えますが、
資本であれば
備え、活用する
考えとなります。
そもそも
この「人的資本」の
定義は何でしょう?
端的に定義すると
「個々人が持っている
知識・スキル・能力」です。
少し、整理すると
「人的資本」には
次のとらえ方があります。
①単位
②範囲
③活用
④汎用性
①単位
個人で捉えるか
組織で捉えるか?
会社組織であれば
どんなに優秀な
個人の集まりでも
組織として
機能しなければ
有効な資本にはなり得ません。
しかし、
個々の能力も
高くなければ
組織の
能力も
高くはなりません。
要は両方
考えにおく
必要があります。
②範囲
一般的に
「人的資本」と
言えば
知識・スキル・能力
ですが、
もっと踏み込んで
性格や健康状態
心理状態まで含むのか?
知識・スキル・能力は
比較的計りやすいですが、
性格や健康状態
心理状態はかなり
測定が難しくなります。
しかし、
次の活用まで考えると
資本としては
そこまで
知っておく必要が
出てきます。
③活用
知識・スキル・能力は
調べれば分りますが、
活用となると
その情報は
複雑になってきます。
しかし
資本は持っているだけでは
利益を生みません。
どう活用されたかが
重要となってきます。
使われ
成果が出て手こその
資本です。
だから
単に
人的資本ではなく
「人的資本経営」が
大切になってきます。
④汎用性
この「人的資本」は
2023年3月有価証券報告書で
報告が義務化されました。
いわゆる大企業が
対象ですが、
確実に
中小企業に
それは降りてきます。
この場合
開示することを
前提と考えると
企業独自の
「人的資本」では
評価がされません。
誰の目にも
納得の「人的資本」で
無ければなりません。
「資源」であれば
持っているだけで
価値となりますが、
「資本」となると
活用してこそ
有効です。
皆さんの会社では
その「人的資本」
活用する仕組みはありますか?
活用するためには
いわゆる
「人材育成」が欠かせません。
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