質問

コーチングにおける「良い質問」とは?

コーチングの質を決める最大の要素は
どれだけ「良い質問」が
できるかにかかっています。

良い質問とは
相手に新たな
気づきを与えたり

課題解決のヒントを
得る手助けを
するものです。

しかし
どのようにすれば効果的な質問を
生み出せるのでしょうか?

最も重要なのは
「相手のための質問」
ができるかどうかです。

質問をするとき
自分の興味や好奇心で
問いかけてしまうことがあります。

例えば、

  • 「どうしてその時、
    その行動を取ったのか?」
  • 「その時の気持ちは何だったのか?」

といった質問は
場合によっては
良い問いになることもありますが

もう一歩踏み込んで
「相手がより深く考えられる質問」
にすることが重要です。

では
相手の成長を促す「ワンランク上の質問」とは
どのようなものでしょうか?


視点を広げる6つの質問フレームワーク

視点を広げる

視点を広げる

効果的な質問を生み出すために
新たな視点を与える
6つのフレームワークを紹介します。

  1. 時間軸を変える質問
  2. 他者の視点を取り入れる質問
  3. 抽象度を調整する質問
    (チャンクアップ・チャンクダウン)
  4. 仮定を活用する質問
  5. SWOT分析を活用した質問
  6. 5つの帽子を使った質問

時間軸を変える質問

時間軸

時間軸

時間の流れを変えることで
新たな視点を
引き出せます。

  • 「この問題を1年後に振り返ったとき
    どう感じていると思いますか?」
  • 「過去の経験から学べることは
    何ですか?」

過去と未来を行き来することで
より広い視点で
考えることができます。


他者の視点を取り入れる質問

他者の視点

他者の視点

悩みの多くは
人間関係に
関わるものです。

  • 「もし○○さんがあなたの立場だったら
    どう考えると思いますか?」
  • 「この状況を第三者の視点で見たら
    どのように映るでしょうか?」

他者の視点を取り入れることで
新たな洞察が生まれます。


抽象度を調整する質問
(チャンクアップ・チャンクダウン)

チャンク

チャンク

コーチングでは
「チャンク」と呼ばれる
概念が重要です。

  • チャンクアップ(抽象度を上げる質問)
    • 「この問題の本質は何ですか?」
    • 「もっと大きな視点で考えると
      どんな意味がありますか?」
  • チャンクダウン(具体化する質問)
    • 「具体的にどの部分が
      課題になっていますか?」
    • 「それを実行するために
      必要なステップは何ですか?」

抽象と具体を
行き来することで
課題の本質が見えてきます。


仮定を活用する質問

仮定

仮定

仮定を置くことで
新たな可能性を
探ることができます。

  • 「もし制約がなかったら
    どんな行動を取りますか?」
  • 「すべてが思い通りに進むとしたら
    どのような結果を望みますか?」

現実の枠を超えて考えることで
新たな発想が生まれます。


SWOT分析を活用した質問

SWOT分析

SWOT分析

SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)
を活用した質問は
現状分析に役立ちます。

  • 強み(Strength)
    「あなたのこの状況での強みは何ですか?」
  • 弱み(Weakness)
    「課題として感じている点はありますか?」
  • 機会(Opportunity)
    「この状況をチャンスに変える方法は?」
  • 脅威(Threat)
    「想定されるリスクは何でしょう?」

このフレームワークを
活用することで
包括的な視点を得ることができます。


 6つの帽子を使った質問

 6つの帽子

6つの帽子

エドワード・デ・ボノ博士が提唱した
「6つの帽子思考法」を
ご紹介します、

  • 白(中立)
    「事実だけを整理すると、どう見えますか?」
  • 赤(感情)
    「直感的にどう感じますか?」
  • 黒(批判)
    「リスクや問題点は何ですか?」
  • 黄(希望)
    「ポジティブな要素は何ですか?」
  • 緑(創造):
    「○○を仮定するとどうなりますか?」
  • 青(冷静)
    「全体を俯瞰すると、何が見えてきますか?」

これを活用すると
多角的に物事を考えられるように
なります。


まとめ

 

コーチングにおいて
「良い質問」は
相手に新たな視点を与えるものです。

今回紹介した6つのフレームワークを活用すれば
より深い気づきを促す質問が
できるようになります。

  • 時間軸を変える
  • 他者の視点を取り入れる
  • 抽象度を調整する
  • 仮定を活用する
  • SWOT分析を活用する
  • 5つの帽子思考法を取り入れる

これらを意識することで
コーチングの質が
大きく向上します。

ぜひ
実際のコーチングで
試してみてください!

 

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

私は広島市で離職率改善コンサルタントをしています
ACTASの服部哲茂です。

「だれでも
劇的に変わる瞬間がある」

これが私共の
キャッチフレーズ

あなたの
劇的に変わる瞬間を
コーディネートします。

私共は主に企業での幹部職研修
コミュニケーション研修等
行っています。

また、
ちょっと他では経験できない
コーチング研修もしています。

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ACTAS代表 服部 哲茂


ACTASの由来は「行動する」の意味のACTと、「らしく」の意味のasを足した、造語。自分らしく行動してほしいという意味が込められています。

自分らしく行動することで、もてる力をもっと発揮できる。世の中の人がみんな自分らしく行動できれば素晴らしい社会が実現できる。

私たちACTASはそう考えています。

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