気がつけばうるさいセミの声から
涼やかな虫の声に
季節は移り変わっています。

セミ

ご存じのように
虫で鳴くのは
雄のみです。

これは
求愛行動と
言われています。

こう考えると
面白いですよね。

人間に例えるなら
男性が一生懸命
唄って上手い男性を

歌う男

女性が
選んで近寄ってきて
カップル成立の図です。

もし人間界も
虫と同じなら
男はこぞって歌を練習します。

でも、
これって
意味がある？

虫でも人間でも
優秀な遺伝子を
残したいという

本能があります。

つまり
セミの声や
虫の声で

どうやって
優秀な遺伝子を
見分ける（聞き分ける）のでしょうか？

一説には
大きな音を出すことは
大きなエネルギーを消費します。

大きな音を出せると言うことは
それだけ、強い遺伝子を
アピールすることになるようです。

でも、もし
雌が声の綺麗さも基準で
選んでいたら面白いですね

「あ！あの綺麗な声で
鳴くのはどんな人（虫）だろうか」
なんてね。

もしかしたら
綺麗な声で鳴くには
器用さが必要なので、

そうした環境の変化にも
対応する器用さも
選択基準かも知れません。

そんなことを
思いながら聴く
虫の声もいいもんですね。

でも、
そう考えると
虫も人も何かを伝えるって大事！

例えば
リーダーが
メンバーに対し

何かを伝えようとして
声を発したとしても

伝える

メンバーにその声が
届いていないと
振り向いてくれません。

企業だと
企業理念や
ビジョンです。

企業理念を
社員に
意識して伝えるって大事です。

虫ですら
毎日毎日
鳴き続けているのです。

恋愛よりも
もっと切実な
企業理念ですよね。

一生懸命に伝えることは
場合によっては企業の
命運を左右します。

私どもは
企業のコンサルティングを
していますが、

まだ、企業理念が
明文化されていない
企業さんが目につきます。

大抵、そうした社長さんは
「内の社員はやる気がない」
って言います。

そりゃそうでしょ！
自分の会社が
どこへ向かっているか分からないでは

やる気の出しようが有りません。

経営者の皆さん！

企業理念は
しっかり
練り上げられていますか？

どの企業よりも
選んで貰えるような
大きな声（志）になっていますか？

そしてそれは
毎日発信されてこそ
伝わります。

虫ですら
毎日伝えているんですよ。