部下との面談で
部下に振り回されてしまったこと
ありませんか?
質問しても
のらりくらりかわされて
本題に進めなかったりありませんか?
そう
あの吉本社長の
会見のように
これが、部下との面談であれば
今後の成果は
望めません。
ではどうしたらいいか?
ここで、前回からの続き
コーチングフローを使います。
望ましい状態の明確化に続き
大切なステップが
現状の明確化です。
よく、部下とのコーチングで
「行ったり来たり」して
結局コーチングにならなかったとの話を聞きます。
これを
「行ったり来たり現象」
と言います。
今回の吉本社長の会見が
まさにこの状態です。
その原因が、
この望ましい状態と
現状の明確化の不足にあることが多いです。
現状はあなたが感じている状況と
部下の感じている状況を
完全に一致させてください。
(ごめんなさい、ファンの方
悪意はありません。)
例えば
こんなやり取り
「現在の進捗状況は
どんな感じですか?」
「はい。順調です。
ステップ2が終わり、
今からステップ3の準備に掛かります」
「それは、順調だね。
じゃ、その調子で頼むよ」
暫くして
「そう言えば、ステップ1での検討課題と、
ステップ2で出来ているはずの資料を
見せてくれないか」
「あ!、両方ともまだ、
できていません」
「え!ステップ2が終わったと
言っていたじゃないか。
それで、ステップ3に進んだら駄目だよ」
「・・・・」
なんてことになったら、
お互いが無駄な時間を
浪費してしまいます。
望ましい状況で行ったように、
現状もお互いの認識が
一致するようにすり合わせてください。
「ステップ2が終わったということだけど、
ステップ1で検討課題だった件は
どうなりましたか」
「ステップ2の終了項目の
5項目について
一つづつ確認しましょう」
これは少し業務フロー的ですので、
コーチフロー的な会話にすると
「それでは、現状について確認したいのですが、
目標達成を100とすると、
現状はいくつになりますか」
「はい。60ぐらいだと思います」
「そうですか。
私にはまだ、40に見えます。
お互いの認識をすり合わせましょう」
とか
「現状であなたが出来ていると
思うことはどの項目ですか」
などです。
現状は部下にとって、
時には見たくない、
あるいは見せたくない状況があります。
その時、部下は良く見せようとしたり、
意図的に気が付かないふりを
することもあります。
それに、乗ってしまうと、
冒頭の「行ったり来たり現象」が
起こってしまいます。
現状の明確化で
気をつけなければ
ならないのは
クローズドクエッションを
連発しないことです。
(クローズドクエッションとは
「Yes」「No」で答えられる質問です。)
連発すると
「詰問」しているように
なります。
オープンクエッションで
聞きとっていきましょう。
しかし、
最後はびっしっと
「クローズドクエッション」で締めてください。
如何ですか?
(オープンクエッション)
現状の明確化きっちりできていますか?
(クローズドクエッション)
最後までお読みいただきありがとうございます。
私は人材開発コンサルタント
ACTASの服部哲茂です。
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