1. はじめに:
人的資源と人的資本の違い
「人的資本」
という言葉を
ご存じでしょうか?
以前は
「ひと」は
「人的資源」として捉えられていました。
「資源」という言葉が示すように
ひとは消費されるもの
つまりコストと見なされる存在でした。
この考え方では
経営的に見て
「ひとは少ないほうが効率的で有効」
という結論に至ることが
多かったのです。
しかし
現代の経営に
おいては
「ひと」は単なる
資源ではなく
「人的資本」として捉えられます。
ひと
資本とは
コストではなく資産であり
将来の利益を生むために投資される対象です。
この視点の変化は
企業が「ひと」に対してどのように
向き合うかを大きく変えるものです。
2. 戦略MGゲームで
学ぶ「ヒト」の扱い
戦略MGゲーム
先週体験した「戦略MGゲーム」は
この「ひと」をどのように捉えるかについて
非常に示唆に富むものでした。
このゲームは
経営をシミュレーションするもので
孫正義氏も絶賛するほどの学習ツールです。
ゲームの中では
プレイヤーが
製造業の経営者となり
機械や原材料
そして「ひと」を揃えて商品を製造し
利益を追求します。
しかし
ゲームが
進むにつれて
プレイヤーが
「ひと」を
機械や原材料と同じように
「資源」として
扱うことに
気づく瞬間があります。
例えば
「次のターンでは
一人ひとを買います」
といった発言が
自然と
出てしまうのです。
このような考え方は
実際の経営においても
少なからず見受けられることがあります。
しかし
「ひと」を
「資源」としてではなく
「資本」として捉えることが
これからの企業経営には
求められています。
3. 米国と日本における
人的資本の情報開示の義務化
2020年8月
米国証券取引委員会
(SEC)は
米国証券取引委員会
上場企業に対して
「人的資本」に関する
情報開示を義務付けました。
この動きは
日本にも
波及し
2021年6月には
東証のコーポレートガバナンスコードが
改訂され
日本企業においても
人的資本の情報開示が
義務化されました。
現在
この義務は主に
大手企業4000社が対象ですが
将来的には
中小企業にも適用されることは
避けられないでしょう。
この流れの中で
企業が「ひと」に対してどのように投資しているかが
ますます重要な要素となってきています。
4. あなたの会社は
人的資本に投資していますか?
投資
さて
ここで皆さんの会社を
振り返ってみてください。
あなたの会社は
「ひと」に対してどれだけの
投資を行っていますか?
給料や手当といった
直接的な報酬も
ちろん重要ですが
それ以上に
教育やスキルアップの
ための投資が欠かせません。
最低限の知識や
スキルにのみ
投資している企業は多いですが
現代の経営環境では
「人間力」や「エンゲージメント力」の
向上が求められています。
これらは
単なる業務遂行能力を
超えて
組織全体のパフォーマンスを
高める要素となるため
重要な投資対象となるべきです。
5. まとめ:
ACTASが提供する
最適な人的資本投資プラン
ACTAS
もし
あなたが「ひと」に対して
本気で投資を考えているならば
「自分らしさ」を尊重し
「離職率改善」を目指す我々ACTASに
その大切な資産運用をお任せください。
私たちは
その企業に最適な人的資本投資プランを提供し
組織全体のパフォーマンス向上をサポートします。
これからの企業経営は
「人的資源」ではなく
「人的資本」としての視点が必要不可欠です。
今こそ
その一歩を
踏み出す時です。
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