私自身
かつて新人セミナー講師の
登竜門である
「セミナーコンテスト(セミコン)」
に挑戦し
この悩みに直面しました。
セミコン優勝
広島大会では
運よく優勝しましたが
その後のブロック大会で挫折。
この経験を通じて
「人を引きつける話」
には
話し方以上に
重要なポイントが
あることに気づきました。
今回は
その学びを皆さんに
共有したいと思います。
話し方だけでは勝てない現実
セミコンは
話し方が上手い人を競うコンテスト
だと思っていました。
実際
地方大会で
優勝した際は
伝え方や声のトーン
タイミングなどを
徹底的に練習し
それが
評価されたと
感じていました。
ところが
次に進んだブロック大会では
状況が一変。
競う相手は
皆優勝経験者であり
話し方はどれも一流。
話術の勝負では
差が
つきませんでした。
では
何が勝敗を
分けたのか?
それは
「その人だけが持つ
オリジナルストーリー」
です。
オリジナルストーリー
なぜオリジナルストーリーが重要なのか
上手な話し方だけでは
「薄っぺらい」と
感じられることがあります。
聞き手が求めるのは
「その人にしか語れない独自の経験」
です。
心を動かすのは
話の内容にこもった
深い想いや情熱です。
私が学んだ
「オリジナルストーリー」の
重要性を象徴するのが
私の師匠である
板坂裕治郎氏の
話です。
板坂裕治郎氏
彼は
「友人が借金で命を絶った経験」
を原点に
人々の人生を
再建する活動を
続けています。
この経験が
彼の話を圧倒的に
魅力的なものにしているのです。
誰にでもある、語るべきストーリー
「でも,自分にはそんな
壮絶な経験なんてない」
と思ったあなた。
私も
そう
感じていました。
しかし
あるとき
気づいたのです。
「どんな経験でも
その人だけのストーリーに
なり得る」と。
例えば
セミコン全国大会で
優勝した西村博氏。
西村博氏
彼のテーマは
「旦那さんが家事育児を
率先してやってしまう方法」でした。
特別な出来事に聞こえませんが
彼の話は会場を
魅了しました。
なぜでしょうか?
それは
「奥さんに家出された」
という経験を彼なりに解釈し
意味を見出し
伝えたからです。
オリジナルストーリーを
見つけるためのヒント
あなたにも
きっと語れる
経験があります。
以下の質問を
自分に投げかけて
みてください。
- 人生で最も嬉しかった出来事は?
- 忘れられない悲しい経験は?
- 怒りが爆発した、許せない出来事は?
これらの経験に立ち返り
なぜその出来事が心に残っているのか
自分に問いかけてみてください。
そして
それをどのように話すか
考えてみましょう。
経験そのものだけでなく
そこから得た気づきや
教訓が話をより深くします。
「人を引きつける話」
を作るための3ステップ
3ステップ
- エピソードを選ぶ
自分の経験の中から、
語りたいエピソードをピックアップします。
- エピソードを磨く
なぜその経験が重要だったのか
どう感じたのかを掘り下げます。
- 聞き手の心に響く形で伝える
その経験から得た教訓や
インスピレーションを
聞き手の状況に置き換えて語ります。
あなたのストーリーが力になる
「話が上手い人」
になることは
誰にでもできますが
「人を引きつける人」になるには
あなたの中に眠る
オリジナルストーリーが欠かせません。
特別な
経験でなくても
大丈夫。
それを
どう伝えるかが
肝心なのです。
あなたの話が
誰かの心を動かす日が
きっと来るでしょう。
あなた自身の
ストーリーを磨き
語ってみてください。
それこそが
他の誰にも真似できない
魅力になるのです。
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