「コーチング」と聞いて
部下育成のためのスキルと考える方も
多いのではないでしょうか?
確かに
コーチングは部下育成に
おいて大きな力を発揮します。
しかし
それだけにとどまらず
コーチングは広義では
「コミュニケーションスキル」
として
さまざまな場面で活用できるのです。
今回は
特に
「面談」において
どのように
コーチングスキルを
活用できるかをお伝えします。
コーチングスキルとは?
コーチング
コーチングスキルの本質は
相手の自主性を引き出し
やる気やアイデアを生み出すことです。
そのためには
良好なコミュニケーションが
欠かせません。
相手の思いや状況を
正確に把握し
共感的に接することで
相手が本来持っている
可能性を
引き出すスキルといえます。
これらのスキルは
「面談」にも
非常に役立つものです。
面談には
多くの場合
目標設定や課題解決
現状の振り返りなどの
明確な目的が
あります。
このような場面で
コーチングを
取り入れることで
面談の質を
飛躍的に向上させることが
できます。
面談に活用できるコーチングスキル
面談
タイプ分けによるコミュニケーション
相手の性格や思考タイプに
合わせたコミュニケーションを
取ることが重要です。
たとえば
論理的なタイプには
具体的なデータや根拠を示し
感情的なタイプには共感を示すなど
相手に合わせたアプローチを
心がけましょう。
質問
技法の活用
面談では
次のような質問技法を
使い分けることが効果的です:
- オープンクエスチョン:
相手の考えや気持ちを引き出す。
「あなたが最も重要だと
感じる課題は何ですか?」など。
- クローズドクエスチョン:
具体的な情報を得る。
「今月の目標は達成できましたか?」
など。
- チャンクダウン・チャンクアップ:
課題を細分化して具体化したり
逆に大局的に捉える視点を
提供したりする。
ペーシングと
ノンバーバルコミュニケーション
ペーシング
相手の言葉やペースに
合わせる「ペーシング」は
信頼関係を築く上で非常に有効です。
また
視線や
姿勢などの
「ノンバーバル
(非言語)コミュニケーション」
にも意識を向けることで
より
深い共感が
得られます。
承認と提案
承認
相手の努力や成果を認める
「承認」は
モチベーション向上につながります。
一方
改善点や新しい視点を提供する
「提案」も重要です。
ただし
相手の自主性を尊重しつつ
行うことがポイントです。
面談を成功に
導く3つのフレームワーク
面談におけるコーチングスキルの
具体的な活用法として
以下の3つのフレームワークをご紹介します。
コーチングフロー
コーチングフロー
コーチングには
「流れ」が
あります。
初めに相手の現状を把握し
目標を設定し
アクションプランを考え
最後にフォローアップを行うといった
一連の流れを意識することで
面談がスムーズに進みます。
アセスメント
アセスメント
アセスメントとは
現状の
「棚卸し」です。
これにより
目標に向けた具体的な
ステップが明確になります。
面談の前に
相手の現状や
課題を整理し
何を話すべきか
準備しておくことが
成功の鍵です。
マトリックス
マトリックス
アセスメントで得た情報を
「マトリックス」にプロットすることで
課題や強みを視覚的に整理できます。
たとえば
「強みと弱み」
「短期と長期」
「メリットとデメリット」など
2軸で分類すると
新たな気づきが
得られるでしょう。
明日から実践してみましょう!
面談の苦手意識や成果が
出ていないと感じる方こそ
コーチングスキルを取り入れてみてください。
最初は難しく
感じるかもしれませんが
小さな工夫を積み重ねることで
相手との関係性や
面談の質が
確実に向上します。
次回は
さらに
具体的な質問例や
シチュエーション別の
対応法について
掘り下げていきます。
ぜひ
お楽しみに!
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