怒ると叱るは
似て非なるものです。
感情に任せて
「怒る」行為と
相手(子供)の
成長を願い
「叱る」行為の
決定的違いは
「怒る」は
自分の感情に対しての
反応であり
「叱る」は
相手(子供)の成長を
願い
なされる行為で
ある点です。
今、
我が家には
孫がいます。
今朝こんな会話が
ありました。
お父さん
「なんしょんな
(何をしているんだ)
早よ食べんと
保育園に
おくれんど(遅れるよ)。
間に合わんかったら
置いてくど
(置いていくよ)」
これに対し、
お母さんは
お母さん
「あ!偉いね。
ちゃんと
もぐもぐお口動かして
食べてるね。
あ!○○ちゃん(1歳の妹)が
見てるよ。
お兄ちゃん、
美味しそうに
食べてていいなだって。
そうそう、
サラダも食べるところを
見せてあげて。」
これが、
「怒る」と「叱る」と
言うより、
「コントロール」と
「マネジメント」の違いですね。
お母さんは
叱るさえしていません。
さて、
結果はどうでしょう。
お父さんから怒られた時は
半泣きだった孫は
お母さんの言葉で、
嬉しそうに
完食していました。
今はたまたま
我が家に来ている
娘一家。
日頃は
どうかと言うと
お父さんのこの一言で、
孫は泣きながらも
食べて保育園に行っているようです。
今日は、人手があり、
お母さんが声を
掛けることが出来たました。
ここで、
考えてもらいたいことが
あります。
もし、お父さんのような
怒り方で毎日言われていたら
どうでしょう。
孫も5歳。
お父さんの言葉を
忖度できる年齢です。
毎日食事を
時間内に取れたとしても、
こんな弊害が
生じます。
①大人の反応に
合わせた対応を
身に着ける
②自分は
ダメな子なんだとの
劣等感が植え付けられる
③困ったときは
弟や妹を怒れば
良いんだと学習する
如何ですか?
最愛のお子さんに
こんな感情を
抱かせたくはない
ですよね。
今回、
「怒る」を
「自分の感情に対しての反応」と
表現しました。
コーチングでは
「反応」は
「百害あって一利なし」
戒めるべき行為の一つです。
今回は孫育て(子育て)の
お話でしたが、
そっくり部下の育成に応用できます。
さて、あなたは
「コントロール」派
「マネジメント」派?
ここまで
お読みいただきありがとうございましす。
私は人材開発コンサルタント
ACTASの服部哲茂です。
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