コーチングで部下に提案する
さて、このフレーズを聞いて
皆さんはどう思いましたか?
これは
コーチングを勉強している方と
そうでない方で意見が
分かれると思います。
コーチングを
勉強した方からすると
提案はご法度なんです。
え!
どういうこと?
ですよね。
コーチングは
相手のやる気や意識を
引き出して
自主的に行動する
サポートをすることです。
とすると、
提案は
自主的ではないですよね。
特に
新米コーチはついつい
提案してしまいがちです。
皆さんにも
心当たりないですか?
良かれと思って
部下に提案。
「良いじゃん。
それで、成果が出るのであれば」
そうなんですよ。
私も最初は
そう思ってました。
でも、
はっきり断言します。
違います。
何故なら。
提案することで、
まず、部下は思考停止。
それからは提案を待つようになります。
更に、
もしかするともっと良い考えを
あなたは奪っているかも
しれないのです。
では
提案を出すことはいけないことか?
これが、
上級テクニックを使えば
そうではないのです。
ここからが
大切。
上司が出す提案は
最終提案ではなく
呼び水とするのです。
最終提案は
部下の思考力を奪い
新たな発想の芽を摘んでしまいます。
そうではなく
部下が
行き詰ったとき
上司からの提案は
新たな発想を生む
種となります。
「こんな考えもあると思うんだけど
どうかな?さあ、これ以外にも
別な考え方はないだろうか」
これなら、良いですよね。
でも、
もっと良くするためには
提案するときは
必ず、部下に提案しても良いか
訊きましょう。
つまり、
行き詰っているから提案。
しかし、部下は考えているだけで
行き詰っていないかも
しれません。
提案するときは
断ってから
これも上級テクニックです。
さて、あなたも
提案上手。
でも、基本は
部下からの自主的な
意見を待つのが基本です。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
私は人材開発コンサルタント
ACTASの服部哲茂です。
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