コーチングを開始するの当たり
とても重要な作業が
このテーマ設定です。

 

皆さんは
どのように
設定していますか？

 

絶対にしてはいけない
ことがあります。

 

それは何だと
思いますか？

 

・・・

 

それは
あなたが
決めてしまわないことです。

 

ここで、
え！と
思われた方のために整理します。

人財育成には
いくつかの
段階があります。

 

まったく何も知らない
新人に対しては
コーチングではなく教育が必要です。

 

ここで、
コーチングが良いとばかりに
コーチングをしてしまうと

 

新人は
逆に混乱し
不安になります。

従って、
このテーマ設定も
新人には向きません。

 

新人は
コーチングではなく
ティーチングをしましょう。

 

先ほどのしてはいけないこととして
テーマをあなたが決めてない
こととお伝えしました。

 

このとき
え！と思われた方は
新人をイメージしていたのではないですか？

 

ティーチングと
コーチングは
しっかり分けて使いこなしましょう。

 

さて、念のために
新人でないのにテーマ設定をしてしまう
方のためにお伝えします。

 

人はテーマ（目的）に
向かって進むとき

 

その推進力は
自分自身の中に
ないと強力に働きません。

 

自分が決めたテーマ（目的）であれば
多少の困難でも
乗り切ろうとしますが、

他人が決めたテーマ（目的）では
責任転換をしてしまい
達成を諦めやすくなります。

 

いやいや
それを上司が手助けすればいいと
思うのは大間違いです。

 

確かに挫折しかかったとき
上司のサポートは
とても大切です。

 

しかし、それは
本人にやる気が
ある場合であって、

 

こころが折れてしまって
やる気をなくして
しまっている部下を

 

その気にさせるのは
大きなエネルギーが
必要です。

 

途中でその様な
大きなエネルギーを
注ぐなら

 

最初に
そのエネルギーを
使った方が効率的です。

 

さて、
次に重要なことが

 

相手の決めたテーマを
鵜呑みにしないことです。

人によっては
このテーマ（目的）が
明確でない方がいます。

 

自分が向かいたい先
自分がやりたいこと

 

それが分からないなんて
あり得ないとは
思わないでください。

 

人には
それが明確化しにくい
タイプもあります。

 

また、一時的に
そうしたテーマ（目的）を
見失うことはあります。

 

このときに
とりあえず言っておこうと
するのは人間の常

 

ここもとても
大切な場面です。

 

見切り発車で
本当にやりたい
テーマ（目的）でなかった場合

 

途中で
また振り出しに
戻らなくてはならなくなります。

 

以前、
「起業したい」を
テーマに来られた方がいます。

 

もう、
明日にも辞表を
出す勢いでした。

 

そこまで、
気持ちが固まっているのであれば
テーマを「起業」にして進めようとしました。

 

初期段階で
「なぜ起業したいのか」を
明確にしていっている時です。

 

ある変化が
彼女にありました。

 

「なぜ起業したいか」の
切っ掛けが
仲のいい伯母夫婦の姿がありました。

 

とても仲の良い夫婦で
その様な夫婦を誰しもが
作れるようにしたいと思ったそうです。

 

でも、彼女は
そこで、はたと
止まってしまいました。

 

仲の良い夫婦を
作れるようにしたいと思う自分は
彼氏もいないと気がつきました。

 

ここから
彼女のテーマは
大きく変わり

 

「起業」から
「結婚」に
なりました。

 

もしあの時
「起業」で
そのまま走っていたら

 

彼女の
「結婚」は
遠のいていたことでしょう。

 

この様に本当に進みたい先（テーマ）が
本人も気がつかないことは
往々にしてあります。

 

それは
明確になるまで
時間をかけていい事柄です。

 

しっかり時間を
取り、本当に向かいたい
テーマを決めましょう。

 

テーマ（目的）設定の
大切さを理解していただけたでしょうか？

 

「主訴を疑え！」
これは根本的な
注意事項です。