メンバー自身が登場する
オバマ元大統領の
「Yes We Can!」は
「We(私たち)」という主語を用いることで
オバマ元大統領
聞き手一人ひとりが
その「私たち」の一員であると
感じられるようになっています。
このように
ビジョンの中にメンバー自身を
登場させることで
彼らに
「自分もこの目標の一部なんだ」と
感じさせることが重要です。
一方で
キング牧師の有名な
「I have a dream(私には夢がある)」
キング牧師
というフレーズは
「I(私)」という個人的な主語を用いながらも
彼の夢の中に聞き手たち自身が
描けるように話されています。
つまり
「自分もその夢を共有したい」
と思わせる力があったのです。
メンバーが得たいものが盛り込まれている
人は基本的に
「この目標を達成することで
自分にどんなメリットがあるのか」
を考えます。
たとえそれが高尚な目標であっても
自分に関係ないと思ってしまえば
心を動かされることはありません。
そのため
リーダーが語る
ビジョンには
メンバー一人ひとりが
得られるものが
含まれている必要があります。
例えば
先述の「世界の健康文化に貢献する」
というビジョンであれば
「この商品を国内No.1にすることで
私たち自身が
会社内での評価を高め
個々のキャリアアップに繋げていける」
といった具体的な目標を
含めると効果的です。
ビジョンを「自分事」にする実践法
では
リーダーがビジョンを
「自分事」として伝えるために
どのような工夫を
すれば
良いのでしょうか?
明確なゴールを設定する
ゴール
ビジョンは抽象的すぎると
かえって共感を
得られません。
具体的な目標や数値を盛り込み
「このゴールを達成すればこうなる」
という未来図を示しましょう。
メンバーの声を取り入れる
声を取り入れる
ビジョンを一方的に伝えるのではなく
メンバー自身がそのプロセスに
参加する機会を与えましょう。
「このビジョンに自分たちがどう関わるべきか」
を一緒に考えることで
自然と主体的な行動が生まれます。
継続的なフィードバックを行う
フィードバック
目標達成までの道のりを
定期的に振り返り
進捗を共有することも重要です。
フィードバックを通じて
メンバーが自分の努力の成果を
実感できるようにすると
さらなる
モチベーション向上に
繋がります。
まとめ:
ビジョンの力で組織を動かす
メンバーを自主的に
動かす
ビジョンの発信には
「メンバー自身が登場し」
「メンバーが得たいものが含まれる」
ことが大切です。
リーダーとしての役割は
抽象的な理想だけを
語るのではなく
それをメンバーの日々の活動や
目標に落とし込み
共感を生むことにあります。
今
あなたの組織で掲げているビジョンは
メンバーの心に響いていますか?
もしそうでないなら
ぜひこのポイントを意識し
ビジョンの発信方法を見直してみてください。
それが
組織全体の力を引き出し
共に成長していく第一歩となるはずです。
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