コーチングを始める前の準備はできていますか(コーチングフロー①)

私は人材開発コンサルタント
ACTASの服部哲茂です。

 

「だれでも
劇的に変わる瞬間が
ある」

 

これが私共の
キャッチフレーズ

 

あなたの
劇的に変わる瞬間を
コーディネートします。

 

今日からシリーズで
コーチングフローについて
お話しします。

 

ご存じですか?
コーチングフロー

 

文字通り
コーチングの流れです。

 

昨日お話したように
コーチングを上手くこなす
流れがあります。

 

それが
こちら

 

①セットアップ
②扱う課題の共有
③目標の明確化
④現状の明確化
⑤ギャップの明確化
⑥行動決定
⑦まとめ  です。

 

今日はまず
①のセットアップ

 

私たちが
初対面のクライアントさんと
コーチングを始める時は

コーチング

コーチング

必ず
「コーチングのセットアップ」を
します。

 

セットアップとは
これから始まることが
「コーチング」であることの確認と、
同意を取ることです。

 

「そんな大仰な」とは
思わないでください。
とても大切な事なのです。

かつて、
こんな方がおられました。

企業で、幹部職員、
希望者5名の
コーチング開始場面です。

1人目の方が、
部屋に入るなり

「私は忙しんです。
5分で終わらせてください」

キタ――(゚∀゚)――!!
強烈な先制パンチです。

え!

え!

良くあることですが、
希望者のはずのコーチングが

 

強制的に
上司から行かされるケースが
あります。

さて、どう対処したか?

「そうですか。お忙しいのですね。
しかし、5分ではコーチングを
終わらせることが出来ません。

 

後日、
別な時間を取りましょうか?」

「いや、日を変えるほどではないので、
じゃ、このまま、始めてください。」

しかし、
明らかにしぶしぶ。

そこで、

「そうですか。
ありがとうございます。

 

○○さん、
コーチングは
コーチングを受けたいとの意思があって

 

初めて成り立ちます。
もし、受ける意思がないのなら
ご辞退いただくのも選択肢ですが、

 

如何なさいますか?」

(ここで、
この時間が
コーチングであることを明言)

「え!いや、
そんなつもりはないので、
始めてください」

明らかに、
動揺されている様子。

 

「今回は、希望者の方に
コーチンを受けていただくことに
なっているのですが、

 

○○さんは希望されたんですか?」

 

「いや。
私は希望なんかしていません。
部長が行けと言うから来ました。」

 

「正直にお話頂いてありがとうございます。
コーチングは受けたいと思うクライアントさんと
したいと思うコーチがいて初めて成立します。

 

どうしても、
乗り気でないのなら、

乗り気でない

乗り気でない

私から部長さんには
上手く○○さんを
外すよう言いましょうか?」

 

「いえ、大丈夫です。
受けます。」

 

(「5分で終わらせてください」の
真意を探り、逃げ道を探る)

 

「そうですか。
もし、よろしければ、

 

今日、
早く帰らなければならない理由が
あったら教えてください。」

 

「私は遠隔地から単身赴任してきています。
今日は金曜日で、
自宅に帰ります。

 

ここから家まで3時間かかります。」

 

「そうだったんですか。
それは早く終わらせたいですよね。

 

今後の日程では出来るだけ
金曜の夕方は外すように事務と
調整します。

 

貴重な金曜の時間を
申し訳ありません。」

 

(承認と、
相手への気遣いを伝える)

 

「いえ、いえ。
今日以外は時間がなくこの日を
選んだのは私です。

 

今日は、
これがあるから仕事を
切り上げてきました。

 

実質的に帰る時間は
いつもと変わらないと
思いますので、

 

気にしないでください。
むしろ、失礼なことを言って、
申し訳ありませんでした。」

 

「いえ。そんなことありません。
コーチングはお互いの信頼関係があって、
成り立ちます。

 

何か気になることがあれば、
いつでも仰ってください。」

 

「ありがとうございます。
それでは、
改めてよろしくお願いします。」

 

と、無事に
コーチングがスタートしました。

 

そして、この方とは5人の中で、
一番深くコーチングをす
ることが出来ました。

 

コーチングは
「ティーチング」でもなく
「アドバイス」の場でもありません。

 

その場はお互いが
信頼関係があって
初めて成り立ちます。

 

従って、
私は1対1のコーチングでは必ず、
誓約書をクライアントさんと交わします。

 

一部抜粋します。

 

コーチングとは
クライアントの自己成長、
自己実現を唯一最大の目的として

 

コーチとクライアントの間に
結ばれるパートナーシップ です。

 

したがって、
クライアントは決して受け身になることなく、
自らにとって最適なパートナーシップを築くべく、

 

そのデザインに
主体的・積極的に関わっていくことが
求められます。

 

その意味でも、
クライアントはコーチングの進め方等に関して
改善してほしいことがあれば、

 

時期を待たず
率直にそれをコーチに伝える責任を負い、

 

一方のコーチは
コーチングの原理を逸脱しない範囲内で、

 

各クライアントの個性に
応じた進め方を追求する責任を
負っています。

 

さらに、
コーチはクライアントが
コーチングの中で話した内容を

 

クライアント本人の許可なく
他言しないという守秘義務を
負っています。

 

日常の部下とのコーチングには
このような誓約書は必要ありませんが、

 

これぐらいの気持ちで
コーチングは開始してください。

 

私は
ちょっと他では経験できない
コーチング研修をしています。

 

今後のどなたでも
参加出来るセミナーを
ご紹介します。

 

お時間が合えばどうぞ、
お越しください。

 

【7月25日】子どもの個性を見つけ伸ばすセミナー(Points of You体験会)
【7月26日】Talent Focus詳細解説セミナー
【8月6日】自分と相手を理解しあうセミナー(Talent Focus 体験会)
【8月9日】Talent Focus詳細解説セミナー
【8月10,11,12日】 Points of Youトレーナー養成講座
【8月20日】 子どもの個性を見つけ伸ばすセミナー
【8月21日】Talent Focus詳細解説セミナー
【8月24日】Talent Focusプラクティショナー養成講座

 

今度のセミナー
https://actas.blue/seminar/

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

私は人材開発コンサルタント
ACTASの服部哲茂です。

 

 

 

 

 

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ACTAS代表 服部 哲茂


ACTASの由来は「行動する」の意味のACTと、「らしく」の意味のasを足した、造語。自分らしく行動してほしいという意味が込められています。

自分らしく行動することで、もてる力をもっと発揮できる。世の中の人がみんな自分らしく行動できれば素晴らしい社会が実現できる。

私たちACTASはそう考えています。

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