コーチングにおいて、
要望は重要なスキルです。
しかし、日常では
業務指示や命令と同じ時間内で発せられますので、
その使い分けが求められます。
昨日のブログでも
書きましたが、
同じ要望でも、
コーチングとして発するときと、
業務で発するときとでは
その目的が違います。
業務で、
指示・命令しなければならない時に
要望を使うと
弱腰とか不明瞭な指示となり、
十分な目的を果たせない場合が
あります。
逆に、
コーチングの場面で、
指示・命令を使うと
高圧的、強制的と捉えられ、
こちらも、
十分な目的を果せません。
業務上で要望を使う時は
確実に実施して欲しいんだけれども、
判断を相手に預ける時
コーチングで要望を使う時は
相手の自己成長を促すために、
ストレッチ目標を課す時です。
さて、
ここではコーチングに話に
フォーカスします。
最近、
忖度と言う言葉が
取り上げられています。
これは、
コーチングにおいても
存在します。
今回のテーマに合わせれば、
要望したつもりが、
相手が忖度して
指示・命令と捉えてしまうと
それは、
要望ではなくなるのです。
ここが
注意すべきポイントです。
言葉では要望でも、
相手が指示・命令となってしまわないように
留意しなければなりません。
それは、
コーチでも上司の立場でも
同じです。
要望を受けた時の
相手の様子を
しっかり観察してください。
少しでも、
逡巡してYESの答えたが帰ってきたときは
そこを見逃さないでください。
後になって、
「あの時YESと言った」のには
コーチ(上司)側の力不足となります。
あなたは相手に
暗黙の忖度を
押し付けていませんか?
要望は
「断る」という選択肢を相手に示されていて、
初めて要望となります。
私は人材開発コンサルタント会社
ACTAS代表をしています。
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